【用語解説】インデックス

インデックスとは

インデックス（INDEX）とは、マーケットの動向を示す「指標」のことを指します。

具体的には、株価や債券価格を数値化したものであり、投資家や経済専門家にとって重要なツールです。

 

株価指数は、特定の市場における複数の株価を集計し、その動向を一目で把握できるようにしたものです。例えば、日本の代表的な株価指数としては日経平均株価や東証株価指数（TOPIX）などが挙げられます。

これらは、それぞれ異なる企業の株価を元に計算され、市場全体の健康状態やトレンドを理解するために使用されます。

 

一方、債券価格を数値化したインデックスも存在します。

これは、特定の債券市場のパフォーマンスを示す指標であり、債券投資の成果を評価するために利用されます。代表的なものとしては、米国の債券市場を代表するブルームバーグ・バークレイズ総合債券指数などがあります。

これらのインデックスは、債券市場の動向を追跡し、投資家が適切な投資判断を下すのに役立ちます。

 

インデックスの役割

インデックスのもう一つの重要な役割は、パッシブ運用の基準となることです。

投資信託やETF（上場投資信託）などの運用商品は、特定のインデックスに連動するように設計されています。これにより、投資家は特定の市場のパフォーマンスを反映したポートフォリオを構築することができます。

インデックスは、金融市場の透明性を高め、投資判断を支援する重要なツールとなっています。