【用語解説】割安株 / 割高株 / 投資マニアさとるの令和の資産運用ガイド

割安株とは

割安株とは、さまざまな投資尺度でみて、本来適正だと（推察される）株価に比べて割安と判断される銘柄や、過去の株価水準からみて、現在の水準が割安だと判断される株式のことを指します。

簡単なところで言えば、割安かどうかは、株価収益率（PER）、株価純資産倍率（PBR）、配当利回りなどの指標を用いて判断されます。

PERが低い銘柄は、利益に対して株価が低く評価されていることを示しており、投資家にとって割安と見なされます。同様に、PBRが低い場合は、企業の純資産に対して株価が低く評価されていることを意味します。

割高株とは、さまざまな投資尺度でみて、その株式が本来適正とされる株価と比べて割高と判断される銘柄や、過去の株価水準からみて、現在の水準が割高だと判断される株式のことを指します。

PERやPBRが高い場合、その銘柄は利益や純資産に対して高く評価されていることを意味し、企業の将来の成長に対する期待が非常に高い場合や、一時的に市場の過熱によって株価が上昇している場合などに株価は割高になりやすい傾向にあります。

割安株は、企業の成長可能性や収益力が市場で過小評価されていることが多く、長期的な投資先として魅力的とされます。一方の割高株は、その期待に見合った成長が実現しない場合、株価が急落するリスクが伴います。

このように割安株 / 割高株は投資を成功させる上で非常に重要なポイントとなりますが、投資家が割安株や割高株を見極めるためには、企業の財務状況や業績動向、市場全体の動向を綿密に分析する必要があります。

また、割安株を探す際には、その銘柄が本当に市場で過小評価されているのか、単に業績不振や経営リスクが高いために低評価されているのかを慎重に見極めることが重要です。同様に、割高株についても、その企業の成長見込みが本当に市場の期待に応えるものかどうかを評価することが求められます。