用語解説

【用語解説】分配金

glossary_distribution

分配金とは

分配金とは、投資信託などのファンドが、運用によって得た収益を投資家に還元するための金銭を指します。具体的には、ファンドの決算日において、投資家に対して支払われるお金です。

分配金は、投資家にとってのリターンの一部であり、ファンドが生み出す収益をどのように分配するかは、運用会社やファンドマネージャーの裁量に大きく依存しています。

 

分配金の源泉となる収益は大きく二つに分類されます。

1つ目は、インカムゲインと呼ばれるもので、これは株式配当や公社債利子などの配当等収益を指します。これらの収益は、ファンドが保有する株式や債券から定期的に得られるものであり、比較的安定した収入源とされています。

2つ目はキャピタルゲインで、これは株式や債券などの有価証券の売買によって得られる利益や評価益を指します。キャピタルゲインは市場の変動に左右されるため、インカムゲインに比べて変動が大きい傾向にあります。

 

ファンドの収益がどの程度分配金として支払われるかは、運用会社の判断によります。

分配金が支払われることで、投資家は現金を受け取ることができますが、その一方で、ファンドの基準価額(NAV)は分配金の支払いに伴って減少することになります。

これは、ファンドの総資産から分配金が差し引かれるためです。したがって、分配金が支払われた後の基準価額は、分配金支払い前の基準価額よりも低くなるのが通常です。

 

分配金の良し悪し

分配金が支払われることは、投資家にとって一概にプラスと判断できるわけではありません。先述の通り、分配金を支払うことによって、ファンドの基準価額(NAV)は減少し、トータルでのリターンはほとんど変わりません。

むしろ、分配金を受け取ることによる税務上の扱いによっては不利に働く場合もあります。

もちろん、再投資を希望するかどうかといった個々の投資家のニーズや状況に依存する部分もあり、分配金を受け取ることがメリットになる人もいます。

 

分配金とは、ファンドが得た収益を投資家に還元するための重要な手段であり、その運用や受け取り方に関する理解を深めることが、投資家にとっては大切です。投資信託を選ぶ際には、分配金の方針や過去の分配実績なども参考にすることで、より自分に適したファンドを選ぶことが重要になります。

 

このサイトのおすすめ記事

おすすめ① 資産運用の基本

投資・資産運用の初心者の皆さんは、まずココから!
投資の基本的な考え方や、オススメ投資先をご紹介!

 

おすすめ② 人気の国内ヘッジファンド

人気ヘッジファンドの評判や噂を徹底分析!
高い成果で話題沸騰のBMキャピタルについて解説しています。

 

おすすめ③ 注目の海外投資ファンド

人気ヘッジファンドの評判や噂を徹底分析!
「新興国投資」で注目されるオリエントマネジメントについて解説しています。

 

▼注目国内株投資ファンド
BM banner