インデックスファンドとは
インデックスファンドとは、特定の市場指数(=インデックス)のパフォーマンスに追従するよう設計された投資信託やETF(上場投資信託)です。
これらのファンドは、対象となるインデックスと同じ資産に、同じウェイト(比重)で投資を行います。
代表的なインデックスには「日経平均」「TOPIX」「S&P500」「NASDAQ総合指数」などがあり、これら特定の経済セクターや市場全体を反映する指数をベンチマーク(基準)とします。
インデックスファンドの運用は「パッシブ投資」と言われ、積極的に個別の証券を選んだり、市場のタイミングを計ることなく投資をします。
インデックス投資(インデックスファンドへの投資)は、コストを低く抑えることができ、かつ市場平均のリターンを目指すことから、長期的な投資に向いているとされており、投資初心者を含めた幅広い層に人気の投資方法となっています。
インデックスファンドのメリット
インデックスファンドの最大のメリットは、コストの低さです。
アクティブ運用ファンドと比較して、インデックスファンドは管理費用や取引コストがかなり低く抑えられています。これは、インデックスファンドが市場のベンチマークを単に追従するだけであり、銘柄選択や売買タイミングの判断といった専門的で労力を要する=コストのかかる作業を必要としないためです。
SPIVAスコアカードによれば、過去15年間において、アクティブ運用ファンドの大多数がS&P500のリターン=S&P500をベンチマークとするインデックスファンドに及ばなかったことから、インデックス投資は非常に有効な投資手法であると考えられています。
さらに、インデックスファンドは市場全体の動向を反映するために、分散投資の効果が高いだけでなく、透明性が高く、過去のパフォーマンスが良好である点も魅力です。
これにより、特に長期投資を考えている一般の投資家にとって、コストが低く、市場リターンを追求できる効果的な手段となっています。
インデックスファンドのデメリット
一方で、インデックスファンドには柔軟性の欠如というデメリットがあります。
市場が下落する際にも、インデックスファンドは特定の市場をそのまま反映するため、価値の減少を避けるための迅速な対応が難しくなります。
また、時価総額加重の手法を採用するインデックスファンドでは、大企業のパフォーマンスに大きく依存することになり、これらの企業のパフォーマンスが悪化した場合には、ファンド全体のリターンにも大きな影響を及ぼすリスクがあります。
さらに、インデックスファンドは市場平均のリターンを目指すため、市場を上回るリターンを狙うことができないという点にも注意する必要があります。
これらのデメリットを理解し、自身の投資目的やリスク許容度に基づいて、インデックスファンドを適切に活用することが重要になります。
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