用語解説

【用語解説】J-REIT

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J-REITとは

J-REITとは、Japan REITのことで、アメリカのREITを元にした日本版のREIT(リート)のことです。

そもそもREIT(リート)とは、Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)の略称で、投資家から資金を集めて不動産を運用し、得られた賃料収入や売却益を投資家に分配する金融商品です。

J-REITの投資対象はオフィスビル、商業施設、住宅、物流施設など多岐にわたり、ポートフォリオの多様化を図ることもできます。

 

J-REITの仕組みと特徴

J-REITは、アメリカのREITとは異なる仕組みも持っていますが、基本的な構造は同じです。

一般的なREITは、投資法人という特別な法人を設立して不動産への投資・運用を行います。この投資法人は、不動産運用のみを目的としており、他の業務を行うことはできません。

 

REITの大きな特徴の一つは、利益の90%以上を分配することで法人税が免除される点です。

このため、利益のほとんどが投資家に分配され、株式と比較して高い分配金が期待できます。

また、REITは基本的に不動産の開発を行わず、賃貸事業に特化しており、一般の不動産会社と比べて収益が安定していると言えます。

 

さらにREITは、証券市場に上場されており、証券会社を通じて日々売買することが可能です。投資信託という名前が付いていますが、実際には上場株式と同類の金融商品になります。

そのため、投資家は市場の動向を見ながら自由に売買することができ、流動性の高い投資手段となっています。

 

J-REITは、リスクを分散させることができるため、多くの投資家にとって魅力的な選択肢であり、日本の投資家にとって、安定した収益を得る手段として非常に人気があります。

特に低金利環境が続く中で、安定した配当を期待できる投資手段として注目されています。

 

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