用語解説

【用語解説】ジャンク債

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ジャンク債とは

ジャンク債とは、企業や政府が発行する債券の一種であり、その発行体が財務的に苦境にあるために、デフォルト(債務不履行)のリスクが高いと評価されるものを指します。

ジャンク債は、格付け機関の信用格付けが低く、投資適格以下となっています。

具体的には、スタンダード&プアーズ(S&P)やムーディーズなどの格付け機関が、投資適格のBBB以下(S&P)やBaa以下(ムーディーズ)に格付けているものをジャンク債と呼びます。

 

ジャンク債の大きな特徴は、その高い利回りです。これは、発行体がデフォルトのリスクを補償するために、高い利率を提供する必要があるためです。このため、ジャンク債は「ハイ・イールド債」とも呼ばれます。

 

高い利回りは、投資家にとって魅力的な収益機会を提供しますが、その反面、投資のリスクも高くなります。

例えば、年間クーポン率5%の債券は、債券を購入した投資家に対して年間5%の利息を支払います。

額面が1,000ドルの債券であれば、年間50ドルの収入を得ることができますが、ジャンク債の場合、このような利息支払いが確実に行われる保証は低く、投資家は高い利回りを得られる一方で、元本や利息が返済されないリスクを負うことになります。

 

ジャンク債の特徴

ジャンク債は高利回りである以外にも様々な特徴があります。その中でも代表的なのが価格の変動性です。

ジャンク債は、発行体の財務実績や市場の状況により、ジャンク債の価格は大きく変動する可能性があります。特に発行体の財務状況が改善した場合、ジャンク債の価格が大幅に上昇する可能性もあります。

 

また、ジャンク債にはリスク指標としての役割もあります。

ジャンク債は、投資家が市場でどの程度リスクを取る意欲があるかを示す指標にもなっており、ジャンク債市場が活発である場合、市場が過度に楽観的になっている可能性があり、将来的な市場の低迷を示唆することがあります。

 

ジャンク債への投資を検討する場合、リスクとリターンのバランスをよく考慮する必要があります。

ジャンク債は高い利回りを提供する一方で、そのリスクも高く、投資家は元本の損失を被る可能性があります。つまり、ジャンク債への投資を行う際には、発行体の財務状況や市場の状況を十分に調査し、リスクを十分に考慮した上で投資判断をする必要があります。

 

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