【用語解説】販売手数料

販売手数料とは

販売手数料とは、投資信託を購入する際にかかる手数料のことを指します。

この手数料は、申込手数料や購入時手数料とも呼ばれ、投資家が証券会社や銀行などの販売会社に直接支払うものです。

 

投資家が投資信託を申し込む際に、その申込金額に応じて一定の割合が販売手数料として加算され、例えば、ある投資信託の申込金額が100万円で、販売手数料が3％の場合、投資家は3万円の手数料を支払うことになります。この手数料は購入時に一括して支払われるため、実質的に投資信託に投じられる金額は97万円となります。

 

販売手数料は、販売会社によって異なるため、同じ投資信託でも購入する場所によって手数料の金額が異なることがあります。

販売手数料がかかることで、投資のコストが増えるため、投資家は購入先の販売手数料を事前に確認し、比較することが重要です。

 

ノーロードとは

一方で、販売手数料が無料の投資信託も存在します。

このような投資信託は「ノーロード型ファンド」と呼ばれ、申込手数料がかからないため、投資家にとってはよりコストパフォーマンスが高い選択肢となります。

特に、インデックスファンドやシリーズタイプの投資信託において、ノーロード型ファンドの割合が増加しており、投資家は手数料を節約しながら、多様な投資機会にアクセスできるようになっています。

 

ノーロード型ファンドの普及は、インターネットを通じた直接販売の増加や、競争の激化により加速しています。販売手数料がかからないことで、投資家は手軽に投資信託を購入できるようになり、特に初心者にとっては投資のハードルが低くなります。

また、販売会社にとっても、手数料無料の投資信託を提供することで顧客の獲得につなげることができるため、両者にとってメリットがあるといえます。