用語解説

【用語解説】NASDAQ

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NASDAQとは

NASDAQとは、アメリカの全米証券業協会が開設・運営している電子株式市場のことです。National Association of Securities Dealers Automated Quotationsの略称からNASDAQ(ナスダック)と呼ばれています。

NASDAQは世界初の電子取引所として1971年に開設され、現在は米国とヨーロッパに29の市場、1つのクリアリングハウス、5つの中央証券保管機関を運営しており、世界のテクノロジー大手の多くが上場しています。

 

NASDAQは、自動化された取引システムの先駆者であり、証券取引の効率性を高めることで知られています。

また、NASDAQは2006年にNASDから独立し、Nasdaq OMXグループを経て、2015年にはNasdaq Inc.としてリブランドされました。

取引所では、5,000社以上の企業が上場しており、テクノロジー企業が特に目立ちます。

 

NASDAQの指数について

NASDAQについての話をする場合、NASDAQ市場そのものではなく、NASDAQに関連する指数についての話をすることが一般的です。

NASDAQに関する指数には「NASDAQ総合指数(ナスダック・コンポジット)」や「NASDAQ100」があります。

 

NASDAQ総合指数(ナスダック・コンポジット)とは

NASDAQ総合指数、またはナスダック・コンポジットは、NASDAQに上場している2,500以上の企業を含む市場価値加重指数です。

この指数は、テクノロジー企業を中心に、様々な業種の大手から中小企業まで幅広い範囲の企業をカバーしています。

アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグルの親会社)、メタ・プラットフォームズ(旧Facebook)、アマゾン、テスラなど、世界のテクノロジーをリードする企業が含まれています。

ナスダック・コンポジット指数は、特にテクノロジー分野の健全性と成長を反映する重要な指標とされ、米国および世界経済のバロメーターの一つと見なされています。

 

NASDAQ100とは

NASDAQ100指数は、NASDAQに上場している、金融銘柄ではない時価総額上位100銘柄によって算出される指数です。

この指数には、テクノロジー、ヘルスケア、消費財など、様々なセクターの企業が含まれています。

NASDAQ100は、アップル、アマゾン、グーグル(アルファベット)、マイクロソフトといった大手テクノロジー企業が目立ちます。この指数を通じて、投資家はナスダック市場に上場している非金融セクターの大手企業のパフォーマンスを広範にわたって把握することができます。

NASDAQ100指数は、特にイノベーションと成長を重視する企業への投資に関心がある投資家にとって重要な指標です。NASDAQ100は、テクノロジー業界の動向を反映しており、デジタル化の進展やテクノロジーの革新が市場に与える影響を理解する上で重要な指標とされています。

 

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