タイプ別資産運用をシミュレーション
投資・運用に興味があるものの、なんとなく漠然と「運用で増やしたい」と考えているようではなかなか上手くいきません。
やはり、資産運用においても「計画」が重要であり、
- 運用資金(元手)
- 利回り
- 期間
にある程度の見込みが立っていなければ、適切な投資先を検討することもできません。
具体的な運用目標を設定するためにも、ここでは以下の4つのパターンで運用をシミュレートし、その結果を元に「最適な運用計画」について考えていきたいと思います。
- 500万円を年5%のファンドで運用した場合
- 500万円を年5%の不動産で運用した場合
- 1,000万円を年7%のファンドで運用した場合
- 1,000万円を年7%の不動産で運用した場合
ここでは、ファンドの場合は運用益をそのまま積み立てていく「複利」で運用し、不動産の場合は、都度家賃収入を受け取るため、積み立てはしない単利での運用として計算していきます。
① 500万円を年5%のファンドで運用した場合(積立アリ)
1年後 | 2年後 | 3年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 | |
利益 | 250,000 | 262,500 | 275,625 | 303,877 | 387,832 | 631,738 |
リターン | 250,000 | 512,500 | 788,125 | 1,381,408 | 3,144,473 | 8,266,489 |
資産 | 5,250,000 | 5,512,500 | 5,788,125 | 6,381,408 | 8,144,473 | 13,266,489 |
※「利益:その年1年で得た利益」「リターン:それまでに獲得した利益の合計」としています
② 500万円を年5%の不動産で運用した場合(積立ナシ)
1年後 | 2年後 | 3年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 | |
利益 | 250,000 | 250,000 | 250,000 | 250,000 | 250,000 | 250,000 |
リターン | 250,000 | 500,000 | 750,000 | 1,250,000 | 2,500,000 | 5,000,000 |
資産 | 5,250,000 | 5,500,000 | 5,750,000 | 6,250,000 | 7,500,000 | 10,000,000 |
※「利益:その年1年で得た利益」「リターン:それまでに獲得した利益の合計」としています
③ 1,000万円を年7%のファンドで運用した場合(積立アリ)
1年後 | 2年後 | 3年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 | |
利益 | 700,000 | 749,000 | 801,430 | 917,557 | 1,286,921 | 2,531,569 |
リターン | 700,000 | 1,449,000 | 2,250,430 | 4,025,517 | 9,671,514 | 28,696,845 |
資産 | 10,700,000 | 11,449,000 | 12,250,430 | 14,025,517 | 19,671,514 | 38,696,845 |
※「利益:その年1年で得た利益」「リターン:それまでに獲得した利益の合計」としています
④ 1,000万円を年7%の不動産で運用した場合(積立ナシ)
1年後 | 2年後 | 3年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 | |
利益 | 700,000 | 700,000 | 700,000 | 700,000 | 700,000 | 700,000 |
リターン | 700,000 | 1,400,000 | 2,100,000 | 3,500,000 | 7,000,000 | 14,000,000 |
資産 | 10,700,000 | 11,400,000 | 12,100,000 | 13,500,000 | 17,000,000 | 24,000,000 |
※「利益:その年1年で得た利益」「リターン:それまでに獲得した利益の合計」としています
それぞれ20年後の結果は以下のようになりした。
- 500万円を年5%のファンドで運用 ➡︎ 20年後:1,327万円
- 500万円を年5%の不動産で運用 ➡︎ 20年後:1,000万円
- 1,000万円を年7%のファンドで運用 ➡︎ 20年後:3,870万円
- 1,000万円を年7%の不動産で運用 ➡︎ 20年後:2,400万円
同じ年5%、年7%の利回りでも、積み立てて運用する場合(ファンド)と、利益をそのまま受け取る場合(不動産)とでは、長期的に得られるリターンに大きな差が出ることがわかりました。
不動産収入などを得る場合には、収入が増えた分を都度新しい投資先に回せるような仕組みを作ることが重要になります。
また、年5%、7%というわずかな利回りの差でも、特に積み立てた場合、長期的に運用すると大きな差になることがわかりました。
- 500万円を年5%のファンドで運用 ➡︎ 20年後:1,327万
- 1,000万円を年7%のファンドで運用 ➡︎ 20年後:3,870万円
資産形成においては、少しでも高い利回りを安定して継続することが非常に重要です。
このことを念頭において、次に具体的な運用計画を考えていきましょう。
- 同じ利回りでも、利益を積み立てて運用できるかどうかで、最終的なリターンは大きく変わる
- 長期的に積立(複利)で運用する場合、少しの利回りの差が、最終的に大きなリターンの差になる
理想的な利回りについて
では、具体的な利回り目標について考えていきましょう。
先ほどは、年5%、年7%という利回りでシミュレーションしてみましたが、他の数字ではどうでしょうか。
1,000万円を元手に、年2%、5%、7%、10%で積立運用した場合をそれぞれ比較してみましょう。年数%の小さな利回りの差でも、長期で運用すると大きな差になることがわかります。
利回 | 1年後 | 2年後 | 3年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 |
2% | 10,200,000 | 10,404,000 | 10,612,080 | 11,040,808 | 12,189,944 | 14,859,474 |
5% | 10,500,000 | 11,025,000 | 11,576,250 | 12,762,816 | 16,288,946 | 26,532,977 |
7% | 10,700,000 | 11,449,000 | 12,250,430 | 14,025,517 | 19,671,514 | 38,696,845 |
10% | 11,000,000 | 12,100,000 | 13,310,000 | 16,105,100 | 25,937,425 | 67,274,999 |
こうなってくると「少しでも高い利回りを!」とよく深くなってしまいがちですが、高いリターンを期待する運用には相応のリスクが伴います。
一般的に、個人が運用する場合に目安とされるリターンは「年5%程度」と言われています。
自分自身の経済状況や、必要な資産の額に合わせて、適切な利回りの設定=運用計画を立てるようにしましょう。
目標設定の注意点
資産運用をするにあたって、「年10%で運用したい!」「年15%を目標にしたい!」などという人がいますが、ハッキリ言ってその人たちは現実がまったく見えていません。
投資の世界で年10%を超えるような成績を残せるのは、ヘッジファンドのようなプロの投資家や、Twitterなどで見かけるような一部の限られた投資家だけです。
特に、安定的に年20%を超えるような運用ができるようなことはまずありえないと考えて問題ありません。
また、投資には必ずリスクを伴うものであり、リターンが確実に保証されているものではありません。
確定的なリターンを約束するような儲け話は、詐欺の可能性もあるので十分に注意してください。
安定して計画的に運用するには
資産運用のポイントまとめると以下のようになります。
- 長期的に安定して運用する
- 利益を積み立てて複利で増やす
- 年5%程度の利回りを目指す
資産運用の王道として挙げられる「不動産投資」は、一度特定の物件に投資してしまうと、そこで得られた利益(家賃収入)を改めて投資する先を考えるのが難しく、積み立てていく運用に適していません。
また、自分自身で株や投資信託などに投資して運用する方法では安定した利益を得ることが難しいだけでなく、「長く続けるのが難しい」という難点があります。
手間を少なく、長期的に安定して運用したい方は、やはりヘッジファンドのような資産運用のプロに任せるのが一番です。
ヘッジファンドには様々ありますが、リスクをとって短期的に大きなリターンを狙わずに、リスクを抑えて中長期的に堅実に運用するものもあります。
最後に、安定した運用をするタイプのファンドの例として、バリュー投資で安定した運用実績を記録するヘッジファンド「BMキャピタル(BM CAPITAL)」を紹介します。
BMキャピタルとは
名称 | ビーエムシー合同会社 |
英名 | BMC LLC |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1 |
事業目的 | (1)金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引 (2)各種事業への投資 (3)有価証券の自己募集 (4)経営コンサルティング業務 (5)前各号に附帯する一切の業務 |
参考:BMキャピタルHPより
BMキャピタルは、国内株式での運用をしているヘッジファンドです。
BMキャピタルは、「損失を出さないことを最優先に運用する」という投資哲学が評価され、多くの投資家に高く評価されています。
参考:BMキャピタルHP
バリュー投資によって、資産価値の高い会社に投資することで、株価が値下がりするリスクを最小化し、着実にリターンを積み上げています。
手数料まで考慮すると、年に10%、15%というような高いリターンを期待するのは難しいかもしれませんが、年5%程度の利回りは十分に期待できます。
また、BMキャピタルはヘッジファンドなので、一度資産を預けてしまえば、投資のプロであるファンドマネージャに運用を一任することができ、投資にかかる時間や労力も必要ありません。
投資のプロに資産を預け運用を一任し、誰でも本格的な運用の利益を享受できるため、投資の専門知識がない素人や初心者の方でも安心して運用することができます。
ヘッジファンドは、むしろ投資を難しいと感じている初心者にこそオススメです!
- 最低金額が1,000万円に設定されている
- 出資に際し、面談(審査?)がある
などの条件もありますが、ある程度の資産運用を計画している人であれば、十分検討に値します。
BMキャピタルは、証券会社などを介さない自社募集のみで資金を調達しているようなので、興味のある人は、ぜひ以下のリンクから問い合わせてみてください。