資産運用の基礎知識と注意点

NISAの始め方は?おすすめ証券会社や人気商品を解説

how-to-start-nisa

2024年から新NISAがスタートしました。

この機会にNISAで投資を始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、いきなり投資を始めようとしても何をどうすればいいのかわかりませんよね。

そこで、今回は投資初心者でもNISAを今すぐ始められるように、NISAの始め方や口座開設におすすめの証券会社、NISAの人気商品などについて解説します。

 

「NISAはどの金融機関に口座開設すればいいの?」
「NISAの始め方と積立投資におすすめの商品を知りたい」

という方はぜひ最後まで読んでください。

この記事のまとめ
  • ネット証券ならNISA口座開設はWEB完結
  • NISA口座開設は取扱い商品が多く手数料が安いネット証券がおすすめ
  • 口座開設ができたらすぐに投資スタート可能
  • 投資初心者はまずはNISAで投資信託の積立投資を始めよう

そもそもNISAがどんなものなのか、NISAで運用すると何がお得なのかなどを知りたい人は、こちらの記事をどうぞ

超基本!5分でわかる新NISAかんたん解説

NISAの始め方

NISAの始め方は簡単です。

  1. NISA口座開設を申し込む
  2. 審査
  3. NISA口座で投資スタート

という流れになります。詳しく確認していきましょう。

 

NISAの始め方① NISA口座開設を申し込む

NISAを始めるには、まず金融機関で口座開設の申し込みを行う必要があります。

NISA口座開設の申込書は金融機関によって異なりますが、ネット証券であれば申し込みから口座開設までWEBで完結できるのでおすすめです。

松井証券

NISA口座開設申し込みの際には、氏名・住所などの必要情報と本人確認書類の提出が必要となります。

どの証券会社でも公式サイトのトップページに「口座開設はこちら」のようなメニューが用意されていますので、そちらから簡単にNISA口座開設の申し込みが可能です。

 

後は、指示に従って入力したり必要書類を提出するだけですので、難しいことはありません。

NISA口座は多くの金融機関が対応していますが、NISA口座を開設できるのは一つの金融機関だけです。

金融機関を変更することも可能ですが、複数の金融機関に同時にNISA口座を開設することはできません。

NISA口座を開設する際には事前にどの金融機関で口座開設するのかしっかりとリサーチしましょう。

後ほど、おすすめの金融機関を紹介しますので、そちらもぜひ参考にしてください。

 

NISAの始め方② 審査

申し込みを行った後は審査が行われます。

審査と聞くと不安になるかも知れませんが

  • 反社会的勢力かどうか
  • 本人であることの確認
  • 金融機関への所属
  • 投資に対するリスクの理解のチェック
    など

申込書の情報に誤りがあったり、虚偽の情報を入力したりしなければ、基本的にはNISA口座開設の審査は通ります。

 

NISA口座開設の審査では税務署による審査も行われるため、通常の口座開設よりも期間が長くなることが多いです。2~3週間程度を目安としておきましょう。

NISA口座を複数の金融機関に同時に開設することはできません。その場合も審査に落ちることになるので注意してください。

審査が終わればNISA口座開設完了の旨が記載されたメールなどが届きます。

 

NISAの始め方③ NISA口座で投資スタート

NISA口座が開設できれば、後は投資を始めるだけです。

 

口座開設完了のメールなどに記載されたIDやパスワードにてログインしてください。

IDやパスワードはほかの人に知られないように管理しましょう。

通常、NISA口座を開設すると特定口座も同時に開設されることになるので、株式や投資信託などを買う際にはNISA口座を選択するように注意してください。

誤ってNISAではなく、特定口座(一般口座)で売買してしまうと、当然のことながら非課税の対象にはなりません。

 

 

以上の通り、NISAの始め方は難しいものではありません。

ここで紹介したNISAの始め方を参考に早速NISA口座を開設するのもいいでしょう。

松井証券

ですが、NISAの制度内容を理解できていないと思わぬところで損をするかも知れません。実際に投資を始めるまえにNISA制度をきちんと確認しておきましょう。

 

(そもそも)NISAとは

NISAとは「非課税投資制度」のことです。

通常、株式投資などで利益を得た場合は税金(約20%)がかかりますが、NISAを利用すれば税金が全くかかりません。

NISAは2014年にスタートしましたが、2024年から制度が変更となったことで、大きな話題となりました。

新NISAと世間でよばれている新制度はどのようなものなのか確認していきましょう。

 

新NISAはどう変わった?

旧NISA 新NISA
一般NISA つみたてNISA
投資
上限額
年間120万円
合計600万円
年間40万円
合計800万円
年間360万円
(うち成長投資枠240万円まで)
合計1,800万円
(うち成長投資枠1,200万円まで)
非課税
投資期間
5年間 20年間 無期限
投資対象 株式・投資信託・ETFなど 長期積立投資に適していると金融庁が認めた投資信託 成長投資枠
株式・投資信託・ETFなど
(レバレッジ商品など除く)
つみたて投資枠
長期積立投資に適していると
金融庁が認めた投資信託

 

新NISAと旧NISAの違い見ていただければ分かる通り、旧NISAに比べて新NISAの方が投資額や非課税投資期間がパワーアップしています。

 

投資上限額が旧NISAでは一般NISAが年間120万円/つみたてNISAが40万円だったのが新NISAでは年間360万円と大幅に増加しました。

しかも、旧NISAでは一般NISAとつみたてNISAは併用することができませんでしたが、新NISAでは併用可能です。

新NISAは最大で1,800万円もの非課税投資枠を利用できます。

 

さらに、新NISAでは非課税投資期間も制限がなくなり、無期限となりました。

つまり、投資を続ける限りずっと非課税で運用可能です。

 

基本的には従来の一般NISAが成長投資枠に、つみたてNISAがつみたて投資枠になっています。

 

新NISAの成長投資枠では株式や投資信託、ETFなど様々な投資商品が取引可能です。

新NISAのつみたて投資枠では、積立投資に適していると金融庁が認めた投資信託のみが投資対象となっています。

低コストで幅広く分散された商品が対象となっていますので、投資初心者にもおすすめです。

また、成長投資枠で積立投資をすることも可能ですので、新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠で同じ投資信託を購入することもできます。

 

NISAのメリット

NISAのメリットは非課税で投資ができることです。

通常、投資で利益を得た場合は約20%(正確には20.315%)の税金が徴収されます。

つまり、100万円儲かった場合でも、20万円を税金として引かれ手元に残る利益は80万円になってしまいます。

ですが、NISAを利用すれば税金は全くかかりません。100万円の利益を満額手にすることができるのです。

 

さらに、新NISAでは非課税投資期間が無期限になったため、数十年以上という長期間NISA口座で運用可能です。

長期投資では複利の力により、資産が大きく増加します。

例えば、利回り5%で毎月5万円の積立投資を30年間続けると、元本の合計1800万円に対し、最終的な積立資産は41,612,932円にもなるのです。

 

この場合、月5万円の積立投資を30年間ですので、投資元本は5万円×12カ月×30年=1,800万円です。

ちょうど、新NISAの合計投資上限額となります。つまり、全額を新NISA口座で投資可能ということです。

 

また、元本1,800万円に対して、資産は約4,160万円ですので利益は約2,360万円にもなります。

NISA口座以外であれば、利益の約2割が税金となりますので、2,360万円の20%である472万円を税金として払わなければいけません。

 

しかし、NISA口座で運用していれば税金はかかりません。このように場合によっては数百万円以上のメリットとなるのがNISAの魅力です。

 

また、NISA口座では配当にも税金はかからないので、配当目的でNISA口座を利用する投資家も大勢います。

NISAを利用する場合は、既に証券会社に特定口座を持っている場合でも、別途NISA口座の開設が必要となりますので注意してください。

初めて投資をするという方は、NISA口座開設と特定口座開設を同時に行い、NISAでの取引はNISA口座で行います。

特定口座で取引した分については、非課税の対象となりませんので注意してください。

 

NISAを始める時の注意点

税金がかからないという大きなメリットがあるNISAですが、注意点もあります。

NISAの始め方を間違って、損をしないようにNISA口座で投資する注意点についてもしっかりと把握しておきましょう。

 

NISAにもリスクはある

NISAにもリスクはあります。

つまり、損をする可能性がありますので注意してください。

 

NISA口座は税制上のメリットがあり、積極的に活用すべき口座ですが、それでも必ず得をするわけではありません。

 

NISA口座のメリットが得られるのは利益を出した時です。

NISAを利用しても、その中で行うのは株や投資信託への投資なので、当然元本割れをするリスクもあります。

投資は必ず余裕資金で行うようにしましょう。

使う予定のあるお金まで投資してしまい、損をしてしまうと取り返しのつかないことになります。

せっかくNISA口座を開設して投資を始めたのに、投資を止めてしまうことにならないように、投資は当面使う予定のない資金で行うようにしてください。

特に口座を開設したばかりの初心者は、いきなり大金を投資しないようにしましょう。

SNSなどでは新NISAで「〇〇円儲かった」といった報告をたくさんみかけますが、口座開設したばかりで焦る必要はありません。

投資初心者には、まずは少額投資が可能な積立投資からスタートするのがおすすめです。

 

口座開設したばかりでは株価の変動に戸惑うこともあるでしょう。

ですが、投資を続けていけば株式市場の動きにも慣れてきます。投資資金を増やすのはある程度投資に慣れてきてからにしましょう。

 

金融機関によって取扱い商品が異なる

NISA口座で取引できる投資商品は、金融機関によって取扱いが異なります。

A証券ではNISAで買える投資信託がB銀行では買えない、ということもありますので注意してください。

 

積立投資をする投資信託などが決まっているなら、必ずNISA口座を開設する前にその商品を金融機関が取扱いしているか確認するようにしましょう。

NISA口座を開設して投資をスタートすると、年の途中で別の金融機関にNISA口座を変更することはできません。

変更ができるのは翌年以降になりますので、NISA口座を開設する前に金融機関の取扱い商品をしっかりとチェックしておきましょう。

 

NISA口座は損益通算できない

NISA口座はそれ以外の口座と損益通算することができません。

損益通算とは、投資で得た利益と損失を合算することをいいます。

例えば、NISA口座以外であれば、A証券口座で10万円利益が出て、B証券口座で10万円の損失が出た場合は、確定申告すれば損益は差引0円となり、A証券口座で徴収された税金を取り戻すことが可能です。

 

ですが、NISA口座は損益通算ができないため、通常の特定口座で10万円の利益が出て、NISA口座で10万円の損失が出た場合、損益を通算することはできません。

この場合、合計の損益としては0円ですが、特定口座の10万円の利益分をNISA口座の損失と通算することができないため、税金が徴収されることになります。

このように、時と場合によっては、NISAで運用していたことで、税金を多く支払わなければいけないケースも考えられます。

NISA口座だけで投資をしている場合は関係ありませんが、損益通算できないということは覚えておきましょう。

 

金融機関選びのポイント

NISA口座を開設する上で重要なのが、金融機関選びです。ここでは、NISA口座を開設する金融機関選びのポイントを解説します。

 

ポイント① 取扱い投資商品が豊富か

人気の投資信託で積立投資を始めようと思っても、その投資信託をNISA
口座を開設した金融機関が取扱いしていなければ投資することはできません。

そのため、NISA口座を開設する金融機関を選ぶ際には取扱っている商品が豊富かどうか(自分が投資したいものが取り扱われているか)が重要です。

 

仮に、今は買う予定のない投資商品であっても、今後気が変わる可能性はありますので、できるだけ多くの投資商品を取扱っているに越したことはありません。

投資商品は具体的には、株式・投資信託・ETF・REIT・海外株式などがあります。特に、海外株式については取扱いのない金融機関も多いので意識して確認してみてください。

 

近年では、アップルやアマゾンなど世界的な大企業にも簡単に株式投資ができるようになっていますので、NISAで海外株式に投資したい場合は取扱いがあるかチェックしておきましょう。

SBI証券や楽天証券、松井証券などの大手ネット証券であれば、海外株式を含めて豊富な商品を取扱いしていますので、NISAの口座開設にもおすすめです。

 

また、投資初心者におすすめの積立投資に適した商品があるかも確認しましょう。

具体的にはeMAXIS Slimシリーズなどの低コストの投資信託を取扱いしているか確認してください。

eMAXIS Slimについての詳しい解説はこちら

新NISAは非課税投資期間が無期限となったため、数十年以上運用することができます。

投資信託には信託報酬とよばれる保有している間ずっとかかる経費がありますが、1年では少しの差であってもそれが数十年積み重なると大きな差となるので、注意が必要です。

 

NISAに限った話ではありませんが、積立投資ではできるだけ低コストの商品を選ぶことが大切になります。

そのため、NISA口座を開設しようとしている金融機関が低コストの投資信託を取扱いしているかも確認してください。

 

ポイント② 手数料が安いか

NISA口座を開設する金融機関選びの2つ目のポイントは手数料が安いことです。

 

株式などを取引する際には取引手数料がかかります。

取引する度にかかる手数料となりますので、当然できるだけ手数料は安い方が投資に有利です。

 

1回110円の手数料でも100回取引すれば、1万1千円になりますのであなどれません。

 

同じ金額を取引しても、金融機関によって手数料には差があるので、できるだけ手数料が安い金融機関でNISA口座を開設するようにしましょう。

一般的には、銀行や対面型証券会社よりもネット証券の方が手数料が安いのでNISA口座を開設するならおすすめです。

 

また、証券会社の中にはNISA口座であれば手数料が無料としている場合もあるので、そういった証券会社で口座開設することでコストを抑えることができます。

口座開設した後で、「もっと手数料の安いところでNISA口座を開設すれば良かった」とならないように、事前に手数料を比較・確認しておきましょう。

 

おすすめの金融機関

NISA口座を開設するのにおすすめの金融機関を紹介します。NISA口座開設におすすめの金融機関は「SBI証券」と「楽天証券」です。

証券会社 取扱い商品 取引手数料 NISA
口座開設
積立投資
SBI証券 国内株式
外国株式
投資信託
ETF
債券
先物・オプション
金・銀・プラチナ
FX
など
国内株式
手数料0円
毎月100円から
積立投資可能
楽天証券 国内株式
外国株式
投資信託
ETF
債券
先物・オプション
金・銀・プラチナ
FX
など
国内株式
手数料0円
毎月100円から
積立投資可能

 

両証券会社とも、取扱い商品が豊富取引手数料が業界最安基準であることが特徴です。

それではSBI証券と楽天証券の特徴やおすすめポイントをそれぞれ簡単に解説します。

 

おすすめの金融機関① SBI証券

SBI証券はグループ合計の口座数が1,100万口座を誇る利用者の多いネット証券です。

取扱い商品も豊富で、NISA口座で投資するのにもおすすめな低コストの投資信託も多く扱っています。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

積立投資は月々100円から可能で、お金に余裕のない方でも投資を無理なくスタートすることが可能です。

 

また、積立投資を三井住友カードで決済すると、積立投資をしながらポイントをもらうことができます。もちろん、NISA口座の積立投資でも同様にポイントがもらえます。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

 

積立投資で自分の資産形成を行いながら、ポイントをもらうことができるので興味のある方はチェックしてみてください。

 

取引手数料の安さも業界トップクラスです。

2023年に国内株式取引手数料が0円になりました。インターネットコースで、電子交付設定を行うことで、国内株式の手数料が全て無料になります。

一定の金額以下であれば手数料無料としている証券会社はありますが、上限なしで手数料を無料としている証券会社は少ないので、NISA利用の有無を問わず口座開設しておきたい証券会社です。

 

さらに、NISA口座であれば、近年投資家に人気の米国株の手数料も無料になります。

新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠、どちらを利用するにもおすすめの証券会社です。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

 

おすすめの金融機関② 楽天証券

楽天証券はSBI証券とネット証券のトップを競い合う証券会社です。楽天証券の口座数も1,000万口座を超えており、多くの投資家が利用しています。

 

取扱い商品も国内株式はもちろん外国株式の取扱いも豊富で、取扱い商品の豊富さは業界トップクラスです。

新NISAで投資するのにおすすめである低コストで幅広く分散された積立投資に向いている投資信託を数多く扱っています。

 

楽天証券は楽天ユーザーと相性がよく、楽天証券の利用で楽天ポイントの付与率がアップしたり、楽天銀行の金利がアップしたりと特典があるのが特徴です。

 

また、楽天証券では楽天カードを利用して積立投資を行うと、楽天ポイントがもらえます。

100円から積立投資ができる上に、積立投資をクレジットカード払いにするとポイントがもらえるので、NISAで積立投資をするのにもおすすめです。

 

さらに、手数料コースを「ゼロコース」に設定すると、国内株式の取引手数料が無料となります。

積立投資や個別株式への投資どちらにも向いているので、新NISAにもおすすめの証券会社といえます。

 

NISAで注目すべき銘柄

NISA口座を開設したら、実際に投資スタートです。

 

といっても、投資初心者の方は何に投資すればよいかわかりませんよね。

最終的な投資判断は自分で行う必要がありますが、参考になるようにNISAで銘柄を選ぶポイントや人気銘柄を解説します。

NISA口座を開設した方はもちろん開設前の方もぜひ参考にしてください。

 

NISAで銘柄を選ぶポイント

NISA口座でも特定口座でも銘柄を選ぶポイントは基本的には同じです。

長期的に上昇が見込まれる銘柄に投資していくことが何よりも重要になります。

 

ただ、NISA口座を開設した投資初心者におすすめなのは投資信託です。

NISAの成長投資枠では、個別株式も買うことができますが、個別株式はリスクが高く、随時業績などの確認が必要など、初心者にはなかなか難しいものがあります。

 

そのため、NISAでの投資に限らず、投資初心者には一つの銘柄でも幅広い分散ができる投資信託をおすすめします。

 

投資信託を選ぶ際には、投資対象が十分に分散されていて、かつ低コストの銘柄を選ぶことが重要です。

投資対象がIT銘柄など一つのテーマに絞られた投資信託では、その業界全体が落ち込んだ時には全体が大きなダメージを受けます。

 

ですが、あらゆる国のあらゆる分野の銘柄に幅広く投資していれば、ある国のある業界が衰退したとしても、ほかの銘柄でカバー可能です。

新NISAでは数十年もの長期間の運用ができるので、安心してずっと持ち続けられる投資信託を選びましょう。

 

また、投資信託を選ぶ際はコストも必ず確認してください。

保有中ずっと発生する信託報酬ができるだけ低い銘柄を選ぶことが重要です。

NISA口座を開設して今から投資を始めるという方は、分散とコストを忘れずに良質な投資信託を選びましょう。

 

NISAの人気銘柄

具体的なNISAの人気銘柄についても見ていきましょう。

これは、楽天証券のNISA口座で買われている投資信託のランキング(2024/02/12~2024/02/16)です。上位の投資信託ほど、実際にNISA口座で購入されている人気の投資信託になります。

rakuten_ranking

出典:NISAランキング(買付金額) | 投資信託 | 楽天証券

 

ランキングトップのeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を簡単に見ていきましょう。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は積立投資で人気の投資信託です。

この投資信託一つで、世界中の株式に分散投資できます。分散という意味では究極的な投資信託です。

 

また、投資信託のコストである信託報酬も年率0.05775%と、最安水準となっており、積立投資に向いています。

前述した、NISAで銘柄を選ぶポイントで説明した通り、低コストかつ幅広い分散がされた投資信託といえるでしょう。

 

このような理由から実際にNISAで積立投資している投資家の多くが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選んでいるのだと考えられます。

投資初心者から投資上級者までNISAで投資するのにおすすめの銘柄です。

eMAXIS Slimの銘柄についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

 

まとめ

NISAは簡単に始めることができます。

ネット証券では、WEBで簡単にNISA口座開設を申し込めますので、自宅で好きな時にいつでも申し込み可能です。

 

ネット証券は取扱い商品も豊富で、手数料も安いためNISA口座を開設するならネット証券をおすすめします。

口座開設は無料ですので、NISA口座の開設に必要なのはわずかな手間だけです。

 

ただし、NISA口座を開設するには数週間ほど時間がかかるので、今すぐ資産運用を始めたい人は早めに申し込むようにしましょう。

投資に興味を持っている方は、ぜひ本記事を参考にNISA口座を開設して、投資の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

松井証券