投資 / 資産運用について考える時に「中国株への投資」について考えたことはありますか?
急速な経済成長を遂げる中国は投資先としても大きな期待をされており、有名外資系金融機関のレポートでは「中国への投資を無視することが最大のリスク」だとさえ言われています。
しかし急に「中国株に投資しよう」と言われても、ピンとこない人もいるのではないでしょうか?
- 本当に中国への投資はオススメなのか?
- 中国に投資するならどうすれば良いの?
- おすすめの投資先は?
当記事では、こんな疑問にお答えするような内容を解説していきます。
注目度が高く、大きなチャンスも期待されている中国投資。当記事で理解を深めて、ぜひ自分の資産運用/投資の一つの手段として、検討してみてくださいね!
【まとめ】1分でわかる、中国投資のポイント!
中国投資のメリット/チャンス
- 経済成長/株式市場の成長により、大きな投資チャンスがある
- 日本株/アメリカ株との対比で中国株を選び、より良いポートフォリオでリスク削減へ
- 日本株と比べて配当金が高い傾向に
中国投資のデメリット/リスク
- 企業/銘柄についての情報収集が難しく、最適な投資がしづらい
- 中国に限らず、外国の株式市場には日本と異なる制度/ルールも
- 国の経済政策や世界情勢の変化の影響を受けることも
中国に投資をするためにはどうする?
- 個人投資をする際は、中国株を取り扱っている証券会社の口座開設が必要
- 中国投資は難易度が高く、投資信託やヘッジファンドを利用しての資産運用が特にオススメ
- 中国専門のヘッジファンド「オリエントマネジメント」は今注目
中国投資のメリット/チャンスは?
まずは、中国投資(特に株式投資)について、本当にメリットやチャンスがあるのか、またなぜ中国投資は今がチャンスだと言われているのかを確認していきましょう!
特に重要なポイントは、
- 大きく経済成長している国であり、単純に株価が今後上昇していく可能性が高いこと
- 株式市場がまだ成熟途中であるため、日本株/アメリカ株などと比べて、割安な価格である
ということです。以下では、詳細を解説していきます。
<ポイント①:中国経済の大きな成長>
1つ目のポイントは「中国経済/企業の成長に伴い、株価も今後伸びていくことが見込まれる点」です。
中国は現在、世界2位のGDPを誇る経済大国。また、2028年にはアメリカを超える世界1位の経済大国となることが見込まれています。
過去には、粗悪品やコピー品など、質の悪い大量生産品という印象もあった中国産業ですが、そのイメージも昔のもの。現在は”BATH”と呼ばれる大手テクノロジー企業群の台頭など、最先端の技術においての目覚ましい成長などで、優れた産業国家としての立ち位置を獲得しています。
それだけ企業/産業が成長していれば、その企業の価値を表す「株価」も伸びていきます。
中国産業が今後伸びていくことが見込まれているからこそ、今のうちに株式を投資をしておけば、その成長からリターンを得ることができると言われているんですね。
<ポイント②:市場が未成熟で、株式が割安>
そしてもう一つのポイントは「株式市場が未成熟なため、株式が比較的割安である点」です。
ここ10年間の、中国株の価格に目を向けると、中国のGDPが2倍以上に伸びた中でも中国の平均株価はほぼ横ばい。企業が成長し価値を上げているにも関わらず、その企業の値段は変わっていません。
反対に、アメリカ株について同様にここ10年の動きを見てみると、約50%のGDP成長に対して、株価は300%以上の成長。経済/企業の成長に対して、価格が大きく伸びていることがわかります。
企業の成長に対して大きな価格が付けられているアメリカ株に対して、企業の成長にも関わらずあまり価格が付けられていない中国株。企業価値に対して値段が安いことから、中国株は割安だと言われています。
そして、こうした状況は中国株式市場の成熟により、徐々に変化していくと言われています。
市場の改革や規制変更の継続によって、海外投資家の参入が増えていくこと。そして、中国の中流階級層の増加により、国内からも投資家の参入が増えていくこと。こうした変化によって、株式市場に多額の資金が流入し「割安感」が是正されると予測されています。
中国の株式市場が成熟することで、アメリカや日本と同様に、企業価値に対して正しい価値がついていき、今後株価は上昇していくと考えられているのです。
これら2つのポイントから、中国株はこれから大きく値上がりするのだろうと考えられ、まさに今が投資を行うチャンスであり、今進出することで大きなメリットを得られると言われているのです。これが冒頭にもあげた「中国への投資を無視することが最大のリスク」と言われる理由です。
また世界情勢を踏まえた上で、中国への投資を「リスクを減らす投資」という捉え方をしている人もいるようです。
中国は、世界情勢的にはアメリカ/日本とは対立していると言える状態。急激な世界情勢の変化があって、アメリカの資産価格が低下しても、中国の資産価格は反対に上昇するのではと予想されています。
アメリカ/日本の金融資産だけに資産を投資するのではなく、中国にも同時に投資することで、世界情勢の変化によるリスクを削減できると考えられているのです。
こうした点も、中国投資の一つのポイントと言えるかもしれませんね。
中国投資のデメリット/リスクは?
「中国の投資はチャンスがある」と言われたところで気になるのが、中国投資に関するデメリットやリスクです。SNSやニュースなどでは「中国投資はリスクが大きいから避けた方が良い」という発言を目にしたことがある方もいらっしゃると思います。
今回は、
- 中国の政策リスクや、世界情勢の変化による、株価への影響
- 「情報」面での、海外投資/中国ならではの投資難易度
の2つをポイントとして、中国投資のデメリットやリスクについて確認をしていきましょう。
政策リスクや世界情勢の変化による、株価への影響
1点目は、皆さんも特に気になるポイントなのではないでしょうか。経済ニュースやSNSでも注目されることがあるように「中国株は、政策や世界情勢の変化によって、大きく株価が変動するリスクがあるのではないか?」という点です。
確かに、中国においては政策が民間企業の行動を左右し、それが株価に影響を与えたケースも少なくありません。
例えば、2021年、中国国務院は「教育費の高騰が出生率を抑え込んでいる」として「学習塾サービスを非営利事業に強制的に転換する」という政策を実行。これによって、投資先として人気だった学習サービス運営企業も株価を大きく下げてしまうといった事象が発生しました。
反対に、金融規制当局の「国内企業への規制強化を抑制する」といった宣言によって、一瞬にして10%以上の株価上昇を記録したケースも。
このように、政府の行動によって、上下問わず大きく株価が変動してしまった実例も少なくない中国株。確かに、一定のリスクを孕んだ投資先と言えるでしょう。
企業/銘柄の情報だけでなく、政策/国際情報の情報にもアンテナを立てて、投資判断を行う必要があるため、日本国内の投資よりも投資難度が高く、また情報収集のためのコストも高いことは間違いないでしょう。
「情報面」での、海外投資/中国ならではの投資難易度
そしてもう一つのポイントは、中国のみならず、外国株式全般に言えることですが、投資先の情報を得づらいことです。
日本株に投資を行うのであれば、商品を実際に見てみたり、企業ホームページから投資家向けの情報を入手したりなどで、その企業/株式が投資に値するのかを知ることは容易です。
しかし、海外企業への投資はどうでしょうか。商品やサービスに接するケースは少ないですし、投資家向けの情報を得ようと思っても、言語の壁が。
英語はわかっても中国語はわからない、という方は多いですし、それゆえに、翻訳された情報も日本には入ってきづらい。米国/欧州の企業と比べて、中国企業はより一層投資難易度が上がります。
日本でも有名な企業であればともかく、中国国内のマイナーなBtoB企業から優良企業を探して投資をするのは難しいでしょう。
こうした点も、中国への投資ハードルをあげているポイントです。
たくさんのメリットがある一方で、国の特性/海外投資の都合上、難しさもある中国投資。必ずしも簡単に大きなリターンを得られるというわけではありませんので、注意も必要です。
こうしたハードルを乗り越えて、リターンを得るためのオススメ方法についても後述しますので、そちらもぜひご参考にしてみてください!
中国株に投資する方法は?自分に合った方法を選ぼう
様々なハードルはありながら、大きなリターンも期待される中国投資。
次は、中国投資に興味を持っている方向けに、実際に投資を行う場合はどうすればよいのか?について確認をしていきましょう。
まず、大前提として、投資の大きな方針は
- 自由に株式を選択して投資する「個人投資」
- 機関投資家に資産を預けて投資してもらう「投資信託」「ヘッジファンド」
の2つに大別することができます。これは、日本国内への投資 / アメリカなどへの投資と同様ですね。
<個人投資>
まずは、個人投資についてみていきましょう。
基本的には日本株/アメリカ株への投資と同様「証券会社の口座を開設して、株式を購入する」形となります。
注意すべきは、中国株を取り扱っている証券会社があまり多く無いという点。当たり前ですが、中国株を取り扱わない証券会社の口座を開設しても、中国株は買えません。
中国株を購入できる証券会社の代表例は以下の通りです。
- SBI証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- SMBC日興証券
など
詳細は割愛しますが、中国には、3つの証券取引所があり、それぞれに上場している株式も異なれば、取引に利用する通貨も異なっています。
自分が購入したい株が事前に決まっている場合は、その株式/株式が含まれる証券取引所を取り扱っている証券会社の口座を開設する必要があることも、併せて注意をしてみてくださいね。
<投資信託/ヘッジファンド>
次に、機関投資家に資産を預けて運用してもらう、投資信託やヘッジファンドなど。
先ほどもお伝えしたように、中国の株式投資には「市場動向や政策リスクの影響を受ける」など、注意すべきポイントやリスクがあります。
しかし、投資信託やヘッジファンドなど、中国投資の専門家に依頼をすることで、こうしたリスクを削減できるのです。
専門の機関投資家 / 投資ファンドは、中国株で確実に運用益を出すために、それぞれの企業/株式はもちろん、政府の動向や、予想される政策とその影響まで、徹底した調査を行い、時には中国や香港に足を運んでいます。
私たち個人投資家では出来ない水準でのリサーチ、投資を行っている「海外投資のプロ」に手数料を支払い運用を任せることで、様々なコストやリスクを削減しながら、「今チャンス」の中国投資に手を出せることが、大きなおススメポイントと言えるでhそう。
<特におすすめの投資先>
中国投資を検討している方に特にオススメの投資先となるのが、中国専門のヘッジファンドである「オリエントマネジメント」です。
オリエントマネジメントは、外資系投資銀行出身者を中心に立ち上げられたヘッジファンド。中でもファンドマネージャーはオリエントマネジメントよりも以前から複数のファンドを運用。高い成果を残し、次のターゲットとして、中国投資のファンドを立ち上げたようです。
➡︎ オリエントマネジメントのHPはこちら
あわせて読みたい:[オリエントマネジメント]中国投資ファンドを徹底解説
オススメの理由は、先ほど「投資信託/ヘッジファンド」の紹介部分でも挙げた「機関投資家ならではの、個人ではできないリサーチ水準」などに加えて、シンプルに高い運用成果を残しているからです。
公式サイトによると、オリエントマネジメントの2022年のパフォーマンスは、市場ベンチマークと比較して+26%ものリターン。
2022年、中国はゼロコロナ政策や政府施策によって、株式市場全体で20%もの株価下落が起きました。その中でも、オリエントマネジメントのリターンは年率+6.0%。
市場全体が落ち込む中でも、一般的な投資手法を超えるハイリターンを得ている成果は注目すべきものです。
その他、「ファンドマネージャーの過去の成功実績」を見ても、
- 先進国ファンド:8年間で+232%(年率換算16%)
- 新興国ファンド:3年間で+886%(年率換算114%)
という恐るべき運用成果を残しているとのこと。
2023年は中国株式市場が追い風状態になると言われている中で、今後どれだけ大きなリターンを残すのかにも期待が持たれます。
オリエントマネジメントの成果の理由としては、その圧倒的なリサーチ力が挙げられるとのこと。対中投資で世界第一位のシンガポールに拠点を置いて、シンガポールだからこそ得られる中国国内の情報を得ながら、投資を行っているそうです。
先ほどお伝えしたように、ヘッジファンドや投資信託をオススメする理由は「専門家としての圧倒的なリサーチ力」です。こうした取り組みで、高い成果を残している点も、今オリエントマネジメントが注目の理由です。
中国投資ってどうなの?記事のまとめ
ここまで簡単に、中国投資のメリット/デメリットや、おススメの投資先について紹介をしてきました。最後に、再度中国投資についてのポイントを整理していきましょう。
中国投資のメリット/チャンス
- 経済成長/株式市場の成長により、大きな投資チャンスがある
- 日本株/アメリカ株との対比で中国株を選び、より良いポートフォリオでリスク削減へ
- 日本株と比べて配当金が高い傾向に
中国投資のデメリット/リスク
- 企業/銘柄についての情報収集が難しく、最適な投資がしづらい
- 中国に限らず、外国の株式市場には日本と異なる制度/ルールも
- 国の経済政策や世界情勢の変化の影響を受けることも
中国に投資をするなら?
- 個人投資をする際は、中国株を取り扱っている証券会社の口座開設が必要
- 中国投資は難易度が高く、投資信託やヘッジファンドを利用しての資産運用が特にオススメ
- 中国専門のヘッジファンド「オリエントマネジメント」は今注目
いかがでしたでしょうか。いくつかのハードルはありますが、それを乗り越えれば大きなチャンスが広がっている、今注目の中国投資。
これから資産運用を行いたい、投資で資産を増やしたいと思っている皆さんも、一つの選択肢として考慮に入れてみることをお勧めします。
また、今回の記事で紹介した内容は「中国株の値段が必ず上がる」など、未来の成果を確実に保証できるものではありません。これまで見てきた特徴は「あくまでも投資先として優れた候補である」という判断ができるまでです。投資の際は必ず自己責任で判断するようにお願いします。