資産運用をする中で、必ず論点となるのが海外投資です。
「なんとなく海外投資は怖い」
「海外のことはよくわからないから難しそう」
「リスクが高いのでは?」
と思ってしまっているかもしれませんが、実は資産運用を効率的に行うには、海外にも投資することが非常に重要です。
実際、「とりあえず全世界株式/全米株式のETFを買っておけ」と言われるほどに、海外への投資は身近なものになってきています。
そんな海外市場・海外株式への投資について
- なぜ海外への投資が重要なのか
- どの海外市場に投資するのが良いのか
- 具体的にどんな投資先がおすすめなのか
を解説していきます。
特に中国投資専門ファンドとして台頭してきているオリエントマネジメント(Orient Management )については詳しく解説していくので、オリエントマネジメントに興味がある人は要チェックです。
日本国内だけにこだわらずに、海外への投資も取り込みながら上手く資産運用していきましょう。
海外投資について
- 海外への投資は高い成長率が期待できる
- リスクヘッジの観点からも資産運用で海外投資は必須
中国株式市場について
- 中国は高い成長率と割安な株式市場が並立する非常に魅力的な市場
- 世界中のヘッジファンドや名だたる投資家も既に投資を始めている
中国への投資について
- 海外投資はファンドを活用するのが有効
- おすすめは中国投資専門ファンド「オリエントマネジメント」
オリエントマネジメントについて
- 中国投資で有利になるシンガポール拠点
- ファンドマネージャは数々の海外投資を成功させた敏腕トレーダー
- 過去には年50%超のハイリターンも
海外投資が必要な理由
中国株式市場やオリエントマネジメントについて深掘りしていく前に、大前提として「なぜ海外投資が必要なのか」について押さえておく必要があります。
海外投資が魅力的・効果的な点は、
- 高い成長、大きなリターンが期待できる
- 為替リスクの分散などリスクヘッジになる
と、大きく2つあります。
海外投資の魅力① 高い成長率
投資初心者の多くが、日本国内の会社への株式投資から始めるのは極めて一般的なことです。
自分が知っている会社の株を買ったり、身近な会社の株主優待を求めて株を買ったりと、日本株式は誰でも馴染みがあります。
もちろん、国内企業(日本株)への投資も悪くはありませんが、最近は株価が非常に高く=割高になってきている点にも注意が必要です。
2023年5月末の現在、日経平均株価は3万1233円を超えており、バブル期以来33年ぶりの最高値を更新しています。
経済が大きく成長しているのであれば話は変わってきますが、残念なことに日本経済の成長は鈍化しています。
日本に暮らしていても、海外発の製品やサービスに勢いを感じたりと、日本企業が奮っていないことを感じている人は多いかもしれません。
そんな「経済自体はそこまで成長できていないのに、それ以上に大きく株価だけが上がり続けてしまっている」今の日本株式は、割高傾向が強く、今後バブル崩壊の時のように、再び暴落するリスクも高くなっていると考えられます。
そんな中でも優れた企業や、財務状況が健全な企業、まだまだ成長している会社を見つけ出して投資すれば、十分なリターンを狙うことも可能ですが、それには専門的な調査や分析が必要になります。
一方で、経済全体が成長している国の株式に投資すれば、その会社の株価が上がる可能性はより高くなるはずです。
世界を見渡した時に、日本よりも高い経済成長をしている国は数多くあります。
そういった「まだまだこれから成長する市場」を見つけ出して投資する方が、厳しい日本株式市場で勝負するよりも高いリターンが得られます。
海外には日本よりも高い経済成長をしている=株価が上がりやすそうな国がたくさんある!
より成長している市場に投資した方が、高いリターンも狙いやすい。
海外投資の魅力② リスクヘッジ
加えてもう1つ、海外投資が必要な理由は「リスクヘッジ」の観点です。
これまで投資をしてこなかった人は、ご自身の資産がほぼ全て「日本円」建てになっていることでしょう。貯金も資産も全て「円」で持っている状態です。
この状態では「為替変動のリスク」に対して全く対応ができません。
ここ数年「円安」が大きな注目を集めていますが、今私たちの手元にある日本円の価値は下がりつつあります。
これには金利の問題や、日本国家や日本経済全体への期待感に対する円の信用度が影響していますが、ここでは割愛します。
つまり、全ての資産を円で持っていると、円安によって資産価値が少しずつ下がってしまう可能性があるのです。
「海外に行く予定もないし、普段円でしか支払いをしないから関係ない」と考えてはいけません。既に、海外から輸入しているものの多くは値上げされており、手元にある資産や現在の収入に対して支払いの負担が増えてきています。
これに対して、資産の半分をドルなどの海外通貨建てで保有していれば、円の価値が下がってもその影響は半分に抑えられます。
もちろん資産を全てドルに変えてしまえば円安になった時のリターンは最大になりますが、反対に円高になった時には損をする可能性も出てきます。
「円が良い/ドルが良い」という2択の話ではなく、それぞれをバランスよく持つことで円安/円高のどちらに為替が動いても対応できるようリスクを軽減することが重要なのです。
資産を日本円だけに偏らせることなく、海外資産を保有することで為替変動のリスクを軽減できる。
おすすめの海外投資[中国株式]
では、そんな海外投資の中でもおすすめの国について考えていきます。
海外=アメリカというイメージの人も多いかもしれませんが、実は今アメリカ以上に注目されているのが「中国/中国株式市場」です。
中国経済の成長
そもそも株式投資をするにあたって、より経済成長が著しい=株価が上がる傾向が強い国に投資することがポイントと解説しましたが、まずは世界の国々の経済成長について比べていきましょう。
出典:経済成長率の推移(2006~2021年)(日本, アメリカ, イギリス, 中国) ※画像出力ページ – 世界経済のネタ帳
過去15年の経済成長を比べてみると、新型コロナウイルスが蔓延し、世界的に経済が冷え込んだ2020年も含めて、常に中国が最も高い経済成長を続けています。2020年を除けば年5〜10%近くで推移しており、年2〜3%付近を推移しているアメリカと比較しても倍近い経済成長率です。
世界の経済を牽引してきたアメリカですが、中国の猛追は凄まじく、2028年にはGDPでも中国がアメリカを逆転し世界1位になる見込みがあるとさえ言われています。
長年世界2位の経済大国として知られていた日本も2010年にはGDPで逆転され、今や3倍近い差をつけられてしまいました…
このように経済成長率が高くまたその規模の大きい中国は、投資対象として高い魅力を持っています、
もしかすると「中国なんて人口が多いだけでまだまだ遅れている」という感覚の人もいるかもしれません。確かに国土が広い中国では、まだまだ未開発の山間部も数多くありますが、上海は現在以下のようになっています。
また経済成長を牽引している企業もITやAIを駆使したハイテク産業が中心です。
世界的なIT企業GAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)と並んで、BATH(Bidu, Alibaba, Tencent, Huawei)と称されるほどです。
もはや中国の勢いは世界でも随一です。
中国の経済成長率はアメリカの2倍以上。
GDPもアメリカを猛追しており、名実ともに世界一の経済国家になり得る。
中国株式市場の魅力
中国への投資がおすすめの理由は、経済成長だけではありません。
実は、中国の株式市場はまだまだ割安な状態であり、今後株価の高騰が期待されています。
株価が割安な背景には様々な要因があります。
例えば、一般的に経済成長すると「不動産価格が上昇する→給与水準が上がる→株価が上がる」という流れになり、経済成長から株価の値上がりまでには数年のタイムラグが発生すると言われています。中国は今まさに、そのラグの真っ只中と言われています。
専門家の中には、バブル経済に突入する直前の日本の状態と近いと見ている人も多く、実際に株価が上がり始める今の段階で中国への投資を始めておけば、数年後に大きなリターンを狙えるかもしれません。
個人投資家レベルではまだまだ実感は沸かないかもしれませんが、世界的に見ても中国株式市場への投資は既に始まっています。
2020年には中国への海外直接投資は1630億ドル(約17兆円)とアメリカの1340億ドルを1.2倍以上も上回って世界1位の規模になっています。
また、今年2023年の1月には、世界1,2位を争う、アメリカのヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ(Bridgewater Associates)」もここ1年で中国への投資規模を倍増させていることが明らかになっています。
その運用規模は1社で200億元(29億3000万ドル=約3,800億円)と桁違いの規模です。
既に世界中の機関投資家は中国株式市場に目をつけ始めており、一早い投資合戦が始まっています。
中国株式市場はまだまだ割安で今後バブル期のように成長する伸び代がある。
世界中のヘッジファンドや機関投資家も中国に注目し投資を始めている。
中国経済や中国株式市場については以下の記事でも詳しく解説しています。
あわせて読みたい
中国に投資する有効な方法
そんな中国株式に投資する具体的な方法についても解説していきましょう。
結論から言ってしまうと、中国株式に直接投資するのは簡単ではありません。中国の株式市場は、外国人投資家に対して制限を課しており、日本の証券会社から気軽に株を売買することができないのです。
全くできないわけではありませんが、投資できる銘柄も限られています。
そこで有効なのが、ファンドを介して間接的に中国に投資する方法です。
中国に投資する日本のファンドに投資して、間接的に中国に投資する形であれば、比較的手軽に中国へ投資することが可能になります。
ファンドを介して間接的に投資するメリットは、大きく2つあります。
まず1つ目は先述の通り、日本から簡単に投資ができる点です。中国株で運用するファンドであっても、それが日本の会社であれば、話も聞きやすいですし、投資しやすいでしょう。
そしてもう1つが、分散投資ができる点です。
中国の株式市場は魅力が多く大きな成長が期待できますが、具体的にどんな企業が優良で将来性があるのかを把握できている人は少ないでしょう。「なんとなく大企業の名前は知っている」程度では話になりません。
また、株式市場全体が成長することが期待されているので、中国株式全体の様々な企業に資産を分散させて投資した方が特定の企業のリスクを軽減できます。
- 日本からの手軽さ
- より専門的な分散投資
という観点からもファンドを介して中国に投資することをおすすめします。
ファンドには、証券会社などで手軽に買える「投資信託」と、資産運用専門組織の「ヘッジファンド」があります。
投資信託の方が少額から投資できるため手軽ですが、「中国」という国の性質上、投資判断にはノウハウが求められるため、おすすめできるレベルのものはありません。
やはりここは、より専門的な知識やノウハウのある、中国投資専門のヘッジファンドの方がおすすめです。
おすすめの中国投資ファンド – オリエントマネジネト –
海外投資が重要なことについて解説しました。
海外への投資は、高い成長=大きなリターンが期待できるだけでなく、為替リスクヘッジやポートフォリオの観点からも非常に重要です。
また、そんな海外への投資について、特に中国への投資がおすすめだということも解説しました。
海外=欧米というイメージもあるかもしれませんが、今後の成長を考えるとやはり中国は外せません。世界中の機関投資家やヘッジファンドが既に投資を始めているように、いち早く中国への投資を始めてビッグウェーブに乗り遅れないことが必要になってきます。
そんな中国への投資をするには、中国投資を専門にするファンドがおすすめですが、その中でも有力な「オリエントマネジメント(Orient Management )」をご存知でしょうか。
オリエントマネジメントは、中国への投資が活発になる数年前から運用を開始している先見の明がある非常に優秀なヘッジファンドです。
実際、
- どんなファンドなのか
- どんな特徴があるのか
- 誰でも投資できるのか
など解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
オリエントマネジメントとは
会社概要
名称 | オリエントマネジメント合同会社 |
英名 | Orient Management LLC |
所在地 | 東京都港区東麻布2-35-1 KCビル6階 |
電話番号 | 03-4400-7067 |
orient@orientmanagement.jp | |
法人番号 | 9010403025254 |
オリエントマネジメントは、中国投資を専門とする日本のヘッジファンドです。
会社HPのトップにも「中国株式に特化した独立系資産運用会社」とあり、中国市場への本気度が伺えます。
投資対象は中国株式市場ですが、オリエントマネジメントは東京都港区にオフィスを構える日本の資産運用会社ですので、私たち日本人が中国に投資するためのヘッジファンドと考えてよいでしょう。
オリエントマネジメントがおすすめのポイント
一般に、中国への投資というと、中国国内の主要企業や、国家全体の業種のバランスを見ながら、中国市場全体(マクロ)に投資するようなものがほとんどです。
これは中国が情報規制を行っていたりと、日本から中国国内の企業の詳しい情報が得にくいことなどが背景にあります。
もっと噛み砕いて言ってしまえば「中国が魅力的なことまではわかるが、細かい企業のことまではわからないから全体にまんべんなく投資するしかない」というのが、ほとんどの投資信託の現状です。
ですが、オリエントマネジメントは中国株式市場の最新の情報を元に、より詳細な分析の上で、有力な銘柄を選定して投資・運用します。
これはオリエントマネジメントの運用チームが、これまでに世界各国で運用してきた実績とネットワークを有しているからであり、一般的な日本のファンドが簡単にマネできるものではありません。
オリエントマネジメントは、日本の会社でありながら、アジアにも拠点を構え、より中国に近いところから深いところにまで進出し、質の高い情報を元に投資判断をします。
また、その際には運用チームが徹底した「バリュー投資」を実践し、潤沢な資産価値に裏付けられた、より安定性・収益性が高い銘柄を選定します。
オリエントマネジメントのファンドマネージャ/運用チームは、これまでに日本国内や、中東の新興国など、様々な地域で、このバリュー投資によって運用を成功させてきた実績と実力があることは、業界関係者の中では有名で、中国市場においてもこの手腕が発揮されると見込まれています。
オリエントマネジメントのパフォーマンス
そんなオリエントマネジメントですが、中国株式市場への投資は始まったばかりであり、ファンドとしての実績はまだ公開されていません。
ですが、ファンドマネージャ/運用チームがこれまで運用してきたファンドのパフォーマンスを見ると、中国市場においても高いリターンを期待せずにはいられません。
先進国では8年で約3倍(年平均+16%)、新興国では3年で約9倍(年平均2倍以上)とその凄まじい実績を考えると、今後急成長する中国株式市場の投資においても、それ以上のリターンを期待してしまいます。
そもそも、今世界が注目している中国への投資を、数年前から先んじて開始するべくファンドが立ち上げられている時点で、このファンドに先見の明があり、優秀な組織であることが伺えます。
オリエントマネジメントへの投資方法
オリエントマネジメントは「独立系資産運用会社」とあるように、自社で独自に募集・運用する、いわゆる私募のヘッジファンドです。
そのため証券会社などに紹介してもらうものではなく、ファンドに直接資料請求・問い合わせをして契約〜出資(投資)にまで進む必要があります。
契約の詳しい内容についてはわかりませんでしたが、同社のHPに問い合わせフォームがあるので、そこから問い合わせてみると良いでしょう。ファンドの担当者(窓口)で直接、詳しい話を聞いてみるのが最もわかりやすくて確実だと思います。
▶︎ オリエントマネジメントの問い合わせフォームはこちら
オリエントマネジメントに投資する際の注意点
オリエントマネジメントは、独立系=私募のため、募集のハードルがある程度高く、一般的な投資信託のように「誰でも手軽に」とはいきません。
原則として1,000万円からとなっているので、ある程度お金に余裕のある人だけが、この中国投資へのチャンスを掴むことができます。
Q&Aを読むと「1,000万円以下の投資希望の場合は応相談」とあるので、もしかすると時期やタイミングによっては可能かもしれません。気になる人は直接確認してみましょう。
また、ヘッジファンドの特性上、四半期(3ヶ月)ごとの募集のため、頻繁に資金を出し入れすることはできなさそうです。
積立投資も可能なようですが、一度投資した資金については、数ヶ月〜数年は引き出せないかもしれないので、生活資金や余剰資金とのバランスをきちんと考える必要があります。
まとめ
今回は海外投資の重要性や、特に中国株式市場への投資が非常におすすめだということを解説しました。
またそのために、中国投資専門のヘッジファンド「オリエントマネジメント」がおすすめだということと、オリエントマネジメントの特徴やポイントを解説しました。
資産運用が一般的になってくる中で、周りと同じ投資をしていては資産は増えていきません。
これは投資の世界では大前提となる常識ですが、
「今人気があるもの(ex.全米株式)は既に値上がり済みで割高になっている。投資の本質は、次に(これから)人気になるものを先んじて発見し周りに先行して投資すること」
です。
近い将来、中国株式はほぼ確実に来ると思います。
その時に「実は少し前から中国に投資してたから、中国バブルで儲かった」と言えるように、少しでも早く投資することが重要になってきます。
ただし、投資には必ずリスクが伴うもので、100%確実なリターンが得られるものではありません。また、為替変動によっては、海外への投資によって損をすることもあります。
大事なのは、日本円の資産(貯金や国内投資)と海外資産をバランスよく持つことです。
投資は必ず余剰資金で行うようにし、またご自身の資産配分をよく考えた上で、適切なバランスの範囲内で運用することをおすすめします。