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eMAXIS Slimシリーズ13種類解説|特におすすめの銘柄はこれだ!

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eMAXISシリーズの中でも特に人気のある「eMAXIS Slim」について解説していきます。

eMAXISシリーズ全体(全66種)についてはこちらの記事で一挙解説しています。

eMAXIS Slimシリーズは、三菱UFJ国際投信が運用をおこなうインデックスファンドのシリーズで、純資産総額が5兆円を超えている国内でも大変人気の高い投資信託シリーズです。

 

eMAXIS Slimシリーズとはどんな投資信託なのでしょうか。そしてその人気の理由はどこにあるのでしょうか。これからeMAXIS Slim シリーズの全体の特徴や13種類の投資信託の内容、おすすめの銘柄などを解説していきます。

1分でわかるまとめ
  • 業界最低水準を目指す低コストのインデックスファンドシリーズ
  • 販売手数料なし(ノーロード)& 信託財産留保額なし
  • シリーズ純資産総額は5兆円超
  • 2022年投信ブロガーが選ぶFUND OF THE YEARに6本選出
  • つみたてNISA対象投資信託(9本)

eMAXIS Slimシリーズ 基本情報

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eMAXIS Slimシリーズとは

eMAXIS Slimは、三菱UFJ国際投信(2023年10月1日より社名を三菱UFJアセットマネジメントに変更)が運用するインデックスファンドのシリーズです。

三菱UFJ国際投信は、2015年に三菱UFJ投信と国際投信が合併してできた運用会社で、三菱UFJグループの資産運用中核会社です。投資信託の運用資産(預かり資産)27兆円と国内最大規模の運用会社です。

2017年に設定されて以来、2023年8月現在13種類の投資信託で構成されており、様々な投資ニーズに応えられる幅広いラインナップを揃えています。

 

eMAXIS Slimシリーズが人気の3つの理由

eMAXIS Slimの人気のポイントはその信託報酬の低さです。低コストが評判を呼び、多くの資金を集めています。

 

1. 業界最低水準の低コストインデックスファンドである

eMAXIS Slimの信託報酬は業界最安水準です。

インデックスファンドには様々な種類がありますが、基本的にインデックスに連動した運用をおこなうため、パフォーマンスに差がつきません。

そのためインデックスファンドを選ぶ際の重要なポイントは「コスト(手数料)」であり、これによって長期的に見ると大きな差が生まれます。

例えば、年3%の運用をする場合、信託報酬が「年0.189%の投資信託」と「年1.00%の投資信託」では、20年後には25.5%の差がつきます。

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出典:とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)

eMAXIS slimは、基本となる信託報酬も低く設定されていますが、純資産が増えるとさらに信託報酬が安くなる仕組み「受益者還元型信託報酬率」を導入しています。

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出典:とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)

なお、純資産総額と変更後の信託報酬率は各投資信託によって異なります。

 

2. 業界最低水準を維持するために信託報酬を引き下げている

eMAXIS slimは、将来にわたって業界最低水準を目指し続けることを、方針として掲げています。

そのため、運用期間中でも他社の類似投資信託で信託報酬が下回るものが出てきた場合、eMAXIS Slimシリーズでは自らの信託報酬を引き下げ、業界最低水準を維持します。

これまで数度の引き下げを行っている実績もあり、今後も業界最低水準の低コストを維持してくれるだろうという高い信頼があります。

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出典:とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)

 

3. 純資産が多く償還されるリスクが低い

このような低コストでの運用を提供し続けた結果、投資家からの支持を集め、純資産総額はシリーズ13本で5兆円を突破しています。

純資産の多い投資信託は運用会社からしても収益性が高く、継続的に運用するメリットがあり、繰り上げ償還して途中終了される可能性が小さくなります。

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出典:とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)

 

eMAXISとeMAXIS Slimの違い

eMAXISは、2009年に銀行などの窓口で販売する投資信託として設定された投資信託です。

ノーロード(販売手数料が無料)のインデックスファンドを

  • 株式に投資する投資信託:14本
  • 債券に投資する投資信託:7本
  • リートに投資する投資信託:6本
  • バランスファンド:12本

合計39本というラインナップで、様々な投資スタイルに合わせて幅広く展開しています。

一方で、eMAXIS slimは2017年に設定されました。

販売をインターネットに限定し、目論見書や運用報告書を電子交付するなどコスト削減を徹底的に行うことで、eMAXISシリーズよりも安い信託報酬を実現しています。

 

<その他、おすすめの投資先の紹介記事はこちら>

eMAXIS Slimシリーズ全13種類 解説

eMAXIS Slimシリーズ13種類

eMAXIS Slimシリーズ全13種類の概要は以下の通りです(2023年8月18日時点、税込み)

名称 純資産(億円) 信託報酬上限(%) つみたてNISA
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 832 0.143 対象
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) 373 0.143 対象
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 24,858 0.09372 対象
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 5,173 0.187 対象
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 1,200 0.1518 対象
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 13,590 0.05775 対象
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 2,970 0.05775 対象
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 83 0.05775 対象
eMAXIS Slim国内債券インデックス 201 0.132
eMAXIS Slim先進国債券インデックス 776 0.154
eMAXIS Slim国内リートインデックス 143 0.187
eMAXIS Slim先進国リートインデックス 230 0.22
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 2,139 0.143 対象

参考:とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)

 

日本の株式に投資する投資信託(2銘柄)

日本株に投資する銘柄は「TOPIX」と「日経平均」をベンチマークとする2種類あります。それぞれのインデックス(指標)のポイントを簡単に解説します。

 

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)

TOPIXは東証のプライム市場の全銘柄を投資対象とし、日本の株式市場全体の動きを表します。時価総額の大きい、いわゆる大型株の影響を比較的受けやすいです。

構成銘柄の上位には、トヨタ自動車、ソニーグループ、NTTなどが組み入れられています。

 

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)

日経平均は東証プライム市場に上場する銘柄から、流動性や業種間のバランスを考慮して選定された225銘柄へ投資します。株価の高い銘柄いわゆる「値高株」の動きに強く影響を受けます。

構成銘柄の上位はファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどがあり、比較的外需株やハイテク株の影響を受けやすいインデックスといえます。

 

世界の株式に投資する投資信託(6銘柄)

日本を含めた世界/海外の株式に投資するものは

  • S&P500(米国)
  • 先進国株式
  • 新興国株式
  • 全世界株式(オールカントリー)
  • 全世界株式(除く日本)
  • 全世界株式(3地域均等型)

の6種類あります。それぞれのベンチマークやポートフォリオの特徴を簡単に解説します。

 

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim米国株式の投資対象はS&P500です。

S&P500は、米国を代表する500の企業が採用されています。米国株式市場の約80%の時価総額比率を占め、米国市場全体の動きを反映します。

構成上位銘柄には、アップル、マイクロソフト、アマゾンドットコムなどがあり、現在の米国の産業を反映して、情報技術産業が3割程度の比率を占めます。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの投資対象は「MSCIコクサイインデックス」です。これは、日本を除く・・・・・先進国22ヵ国に上場する約1,300銘柄に投資します。

国別の構成比率をみると、米国が7割近くを占め、そのほかはユーロ圏や英国が上位になり、時価総額でみると世界の株式市場の約85%をカバーしています。

日本以外の先進国に投資をしたい人におすすめです。

 

eMAXIS Slim新興国株式インデックス

eMAXIS Slim新興国株式インデックスの投資対象は「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」です。これは、新興国26ヵ国の1000銘柄以上に投資します。

構成銘柄を国別にみると、中国、韓国、台湾、インド、ブラジルが上位を占め全体の70%以上となっており、構成上位銘柄には、TSMC、テンセント、サムスン電子などがあります。

 

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の投資対象は「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」です。これは、日本を含む・・・・・先進国と新興国をあわせた全世界約50ヵ国の企業に投資します。

構成銘柄を国別でみると米国が大きく、組み入れ比率の半分以上を占めます。そのほかの国では日本、英国、中国などが上位きており、投資可能なグローバル株式市場の99%をカバーしています。

構成上位銘柄にはアップル、マイクロソフト、アマゾンドットコムになどがあります。

 

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の投資対象は、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」で、eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)のうち、日本企業を投資対象から除いています。

すでに日本企業へ投資しているなどの理由で、日本を外して世界株に投資したい人におすすめの投資信託です。

 

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)

eMAXIS slim 全世界株式(3地域均等型)は、

  • TOPIX(日本)
  • MSCIコクサイインデックス(先進国)
  • MSCIエマージング・マーケット・インデックス(新興国)

の3つのインデックスファンドへ均等に投資する投資信託です。

全世界に分散して投資したい場合、「オールカントリー(MSCIオール・カントリー・インデックス)」だと、米国の影響を強く受け、結果ほとんどアメリカ経済に投資しているのと変わらなくなる可能性があります。

そうならないように、「日本」「アメリカ(先進国)」「新興国」の3地域でバランスよく分散して投資したい人向けの投資信託です。

 

債券に投資する投資信託(2銘柄)

債券に投資する銘柄は「国内債券インデックス」と「先進国債券インデックス」の2種類です。それぞれ簡単に解説します。

 

eMAXIS Slim国内債券インデックス

eMAXIS Slim国内債券インデックスの投資対象は「NOMURA-BPI総合指数」です。これは、国債、地方債、事業債など日本国内の債券約15,000銘柄で構成されます。

日本の金利状況によって変動し、金利の上昇はインデックスの下落要因、金利の下落は上昇要因になります。

 

eMAXIS Slim先進国債券インデックス

eMAXIS Slim先進国債券の投資対象は「FTSE世界国債インデックス」です。これは、世界の先進国23ヵ国の国債に投資します。

国別組み入れ比率をみると、米国、日本、フランスなどの国債が上位に組み入れられており、米国を中心とした世界の金利の上下に大きな影響を受けます。

金利上昇時にはインデックスは下落する傾向があり、金利が下落する局面では上昇する傾向があります。

 

リートに投資する投資信託(2銘柄)

リートに投資する銘柄は「国内リートインデックス」と「先進国リートインデックス」の2種類です。それぞれ簡単に解説します。

REITとは
リート(REIT, 不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金をオフィスなどの不動産に投資し、賃貸収入や売買益を配当として投資家に分配する金融商品です。

 

eMAXIS Slim国内リートインデックス

eMAXIS Slim国内リートインデックスの投資対象は「東証REIT指数」です。これは、東証に上場しているREIT約60の全銘柄の時価総額を加重平均したものです。

日本の不動産市況の影響を受けてパフォーマンスが変動します。

 

eMAXIS Slim先進国リートインデックス

eMAXIS Slim先進国リートインデックスの投資対象は「S&P先進国REITインデックス(除く日本)」です。これは、日本を除く16の先進国のリートに投資します。

国別で見ると、米国の組入比率が70%と高い割合を占めているので、米国の不動産市場の影響を強く受けます。米国を中心とした世界の不動産市況のパフォーマンスを反映します。

 

バランスファンド(1銘柄)

eMAXIS Slimのバランスファンドは「バランス(8資産均等型)」の1種類のみです。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、国内外の様々な投資対象に8等分(12.5%)ずつ投資をおこなう投資信託です。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の投資対象は以下の8つです。

  • TOPIXマザーファンド
  • 外国株式インデックスマザーファンド
  • 新興国株式インデックスマザーファンド
  • 日本債券インデックスマザーファンド
  • 国債券インデックスマザーファンド
  • 新興国債券インデックスマザーファンド
  • 東証REIT指数マザーファンド
  • MUAM G-REITマザーファンド(外国リート)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)であればひとつの投資信託で、8種類の資産に投資できるので、手軽に分散投資したい人にはおすすめです。

 

eMAXIS Slimシリーズのおすすめ紹介

全体的に人気のあるeMAXIS Slimシリーズの中でも、特におすすめなものについて考えていきます。ここで紹介するのは「全世界株式(オールカントリー)」「先進国株式」の2つです。

 

おすすめ1:eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)

13種の中でも最もおすすめなのは「eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)」です。

これは旧Twitter(現X)などでも「オルカン」の愛称で親しまれており、「とりあえずオルカン」と言われるほど評価が高く人気があります。

 

過去100年を見ても、全世界の経済はこれまで一貫して成長を続けており、世界株インデックスもそれに伴って上昇してきました。

IMF(国際通貨基金)の見通しでは、今後も引き続き経済成長は継続する見通しとなっています。

 

短期的(5〜10年単位)にどこの国が最も成長するのかを予測するのはかなり難しいものがあります。国家レベルの経済成長は計り知れないものがありますし、天災やテロなど、予想外の出来事で大きく傾いたり、反対に爆発的な成長を遂げる可能性もあります。

 

しかし、世界経済全体の成長であれば、長い目で見て期待して良いでしょう。

この「世界全体の成長に投資をする」という難題を簡単に解決するのが、eMAXIS slim全世界株式(オールカントリー)です。

この通称オルカンにだけ投資しておけば、先進国の成長も新興国の成長も取り込むことができ、手軽に長期的な資産形成が期待できます。

 

おすすめ2:eMAXIS slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slimのようなインデックスファンドを使って投資するメリットは、特に海外の手軽に投資できない地域に簡単に分散投資できる点です。

そのため、「オルカン」のように海外投資する銘柄に人気が集まりますが、やはり新興国への投資はリスクも高く不安に感じる人もいるでしょう。

 

そんな、新興国への投資は少し怖い人には「eMAXIS slim先進国株式インデックス」がおすすめです。

世界経済が不況に陥ると、新興国の方が株価は大きく下落する傾向があります。先進国インデックスはそれらのリスクを避けながら世界の経済成長の恩恵を享受することができます。

 

先進国株式は、米国を中心にユーロ圏や英国などの先進国の株式が投資対象になっています。そのため、特に世界的な株式相場の下落時には、オールカントリーよりも安定的な値動きをすることが期待され相対的に安定した運用を希望する人におすすめです。

 

eMAXIS Slim シリーズ実績・評判と注意点    

eMAXIS slimの実績

では、最後にeMAXIS Slimシリーズの実績を見てみましょう。

名称 過去1年 過去3年 過去5年
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 15.31 48.66 48.25
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) 10.93 43.74 55.34
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 12.00 84.99 116.49
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 12.99 77.55 99.77
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 6.11 30.14 38.99
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 12.26 69.29
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 12.17 70.76 90.77
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 11.56 51.58 61.66
eMAXIS Slim国内債券インデックス -2.98 -4.97 -3.68
eMAXIS Slim先進国債券インデックス 3.68 8.82 21.53
eMAXIS Slim国内リートインデックス -5.15 21.10
eMAXIS Slim先進国リートインデックス -7.37 52.74
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 4.90 32.12 39.85

騰落率(基準日8月18日、単位:%)
参考:とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)

直近(過去一年)では、円安などの影響もあり、TOPIXが最も高いリターンを示していますが、やはり、過去3年、5年と見ていくと、米国株式(S&P 500)や先進国株式、全世界株式が高い騰落率を残しています。

 

eMAXIS slimの評判

「eMAXIS Slimは人気がある、評判が良い」と書いてきましたが、TwitterなどのSNSでよく目にするだけでなく、実際に数多くの賞を受賞しています。

2022年の「投信ブロガーが選ぶ!FUND OF THE YEAR」では、全13本のうち6本がTOP20に入る快挙を見せており、一般投資家目線の投信ブロガーが高い評価をしていることが明らかになりました。

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参考:とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)

なかでもeMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)は、4年連続の1位を受賞しています。「多くの投資家にとって最適」「初心者にもおすすめできる」と、良い評判や口コミが多く見られます。

 

eMAXIS slimシリーズの注意点

日本のインデックスファンド業界では、現在、コスト競争が非常に激化しています。

現時点で最も手数料の安いインデックスファンドであったとしても、将来他の運用会社からさらに低信託報酬のインデックスファンドが設定される、あるいは信託報酬の変更が実施される可能性が否定できません。

eMAXIS Slimの場合、他の商品に対応して手数料を下げることも十分にあり得ますが。

そのため、今後全世界株式(オールカントリー)への投資を継続していく場合でも、定期的に手数料の比較や類似商品のチェックはするようにしましょう。

 

まとめ 

eMAXIS Slimシリーズの特徴、全13種のポイントや違いを説明してきました。改めて、eMAXIS Slimシリーズがどんな人におすすめなのか整理しておきましょう。

 

eMAXIS Slimシリーズの最大の魅力は、最低水準の低コストです。この最低水準の低コストが続く限り、インデックスファンドに投資したい人にはおすすめの投資信託です。

また、投資を始めて間もない初心者の人にも、インデックス投資はコストが低く透明性が高いのでおすすめです。

つみたてNISAの対象商品にもなっているので、枠を使っていない人やこれから投資をはじめようという人は、まずはここから始めてみるのも良いでしょう。

一方で、インターネットでの販売に限定されているので、担当者やコンサルタントによるアドバイスを受けながら投資をしたい人やパソコン/スマホでの作業に抵抗がある、自身がないという人は注意してください。

eMAXIS Slimシリーズがおすすめの人
  • コストの低いインデックスファンドでの運用がしたい人
  • 海外/全世界に投資したい人
  • 評価の高い/人気ある投資信託に投資をしたい人
  • これから投資を始めてみたい人、あるいは投資の知識があまりない人
  • つみたてNISAの枠がある人
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